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MT9 Ready? 弊社開発プラグインの対応状況まとめ
― MT9時代も一緒に使える、小さな相棒たち ―

2025年12月21日

MT9 Ready? 弊社開発プラグインの対応状況まとめ
― MT9時代も一緒に使える、小さな相棒たち ―

投稿者 八木

本記事は Movable Type Advent Calendar 202521日目の記事です。

Movable Type はこの秋、めでたく MT9 へメジャーアップデートしましたね。 それと同時に MT7 が EOL を迎えたこともあり、今年後半はアークウェブでも MT7 環境から MT8 / MT9 へのバージョンアップ をたくさんお手伝いさせていただきました。

さて、弊社ではこれまで、MT用プラグイン Aシリーズ を主力製品として開発・販売してきましたが、実はAシリーズ以外にも、

「なくてもなんとかなるけど、あれば結構うれしい」

そんな立ち位置の お役立ち系 MT プラグインをいくつか GitHub 上で公開しています。

MT9 のリリースを機に、これらプラグインについて改めて 動作検証・アップデート対応を行いました。本記事では、各プラグインについて簡単にご紹介しつつ、MT9 対応状況をお伝えしたいと思います。

【update】Tagging Helper for ContentData v1.2.0
― タグ入力支援(記事・ウェブページ・コンテンツタイプ対応)

Tagging Helper for ContentDataタグ入力画面サンプル

—MT9 対応版:v1.2.0(※12/22 GitHub 公開予定)—

Tagging Helper for ContentData は、Movable Type のタグ入力をサポートするプラグインです。

既存のタグを入力候補として一覧表示し、クリックするだけでタグを入力できるため、

  • タグ入力の手間を減らせる
  • 表記ゆれ(全角/半角、表記違いなど)を防げる

といった効果があります。

タグ候補の表示方法は、次の 3 パターンから選択できます。

  • ABC 順
  • 利用頻度順
  • 記事本文に一致するタグのみ表示

コンテンツ量が増えてくるとタグ管理は意外と悩みどころですが、 編集画面で自然に入力支援が効くため、運用負荷を下げやすいプラグインです。

なお、本プラグインのベースとなった 「Tagging Helper(コンテンツタイプ非対応版)」は、 MT8 以降はメンテナンス対象外とします。今後は Tagging Helper for ContentData をご利用ください。 記事・ウェブページについては、従来版とほぼ同じ感覚でお使いいただけます。


【update】ImportAuthor v1.1
― ユーザーの新規追加・更新、グループ/ロール割り当てをCSV一括登録

ImportAuthor v1.1画面サンプル

—MT9 対応版:v1.1(※12/22 GitHub 公開予定)—

ImportAuthor は、CSV ファイルを使って ユーザーを一括登録・更新できるプラグインです。 今回のバージョンアップで MT8 / MT9 に対応し、さらに次の機能が追加されました。

  • グループの割り当て
  • システム管理者権限の付与

エクスポート機能などは持たない インポート専用の簡易版ではありますが、

  • 初期構築時にユーザーを一気に登録したい
  • 大規模サイトで、グループ・ロールを組織的に運用している

といったケースでは、かなりの時短ツールになると思います。


EntryPrevNext2 v1.0
― メインカテゴリが同じ記事同士で「前へ / 次へ」

—MT9 動作確認済み—

Movable Type には標準で MTEntryPrevious / MTEntryNext タグがありますが、 記事に複数カテゴリが指定されている場合、

「どれか1つでも同じカテゴリなら前後関係に含まれる」

という挙動になります。

EntryPrevNext2 は、これを少しだけ厳密にして、

メインカテゴリが同じ記事のみを 「前へ / 次へ」の対象にする

というタグ MTEntryPrevious2 / MTEntryNext2 を提供するプラグインです。

連載記事やカテゴリ単位での回遊を重視したい場合に、 「ちょうど欲しかった挙動」になることが多いと思います。


Native LazyLoad v1.100
― 画像のネイティブ Lazy-load をサポート

—MT9 動作確認済み—

Native LazyLoad は、img タグに loading="lazy" 属性を自動追加することで、 ブラウザ標準の Lazy Load(遅延読み込み)を有効化するプラグインです。

  • ページ表示速度の改善
  • 実装が非常にシンプル

という点がメリットです。

対応している投稿フォーマットは以下のとおりです。

  • HTML
  • リッチテキスト
  • ブロックエディタ

Markdown には非対応ですのでご注意ください。


AmpConvert v1.004
― AMP ページ生成支援プラグイン

—MT9 動作確認済み—

AmpConvert は、AMP ページ生成を支援するプラグインです。

  • img タグや YouTube 埋め込みコードを AMP 用タグに変換
  • AMP 仕様上不要なインライン CSS を除去

といった処理を行ってくれます。

最近は AMP プロジェクト自体がやや落ち着いてきており、 利用機会は減っているかもしれませんが、 MT9 でも問題なく動作しています。

AMP 運用中の方は、よろしければ引き続きご活用ください。


まとめ

以上、Aシリーズ以外で弊社が GitHub 公開している Movable Type 用プラグインの MT9 対応状況をご紹介しました。

このほかにも弊社では、

  • 案件固有のニーズに応じたプラグイン開発
  • 外部システム連携用プラグインの開発

なども行っています。

「MTでこんなこと、できないかな?」

といったご相談がありましたら、 どうぞお気軽にお問い合わせください。

それでは、少し早いですが――
  みなさま、素敵なクリスマスを ✨✨
    そして、良い MT ライフをお過ごしください!

投稿者 八木 : 2025年12月21日 00:00

カテゴリー: AMP , CMS(コンテンツマネジメント・システム) , CMS・MovableType , MTプラグイン

タグ: MTプラグイン MT9


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