アークウェブのブログ

2016年6月 8日

著名NGO格付けサイトがランキング基準を変更 / NGOのCMS調査 / "info"でメルマガ送るな（NGO・NPOのウェブ活用情報）

投稿者 中野

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さまざまな社会的課題を解決するノンプロフィット団体（NGO/NPO）や活動者の、ウェブサイト活用の参考になりそうなウェブ上の記事をピックアップしました。時期は2016年2月から5月までとバラバラです。
ピンとくるものがあったら、ぜひ取り入れてみては？

格付けサイトCharity Navigatorが評価基準を変更

• Charity Navigator Tweaks Its Rating System - The New York Times

非営利団体格付けサービスCharity Navigatorのランキングシステムが2016年6月1日から変更されたそうです。
財政の健全性指標を見る期間は直近1年でなく3年間の平均に。団体の予算に占める間接費の割合はこれまでは0%でないと最高評価は得られなかったが（まず実現はムリ）、より現実的な比率を採用──などだそう。

日本国内の団体に直接関係はありませんが、非営利団体の評価指標の一つのトレンドとして捉えておくといいかもしれませんね。

あなたの組織はどんなコンテンツを作るべきか

• What Types of Content Should You Create? [Infographic] | Social Media Today

B2BであれB2Cであれ「コンテンツ・マーケティング」への取り組みが急成長している中で、あなたの組織はどんなコンテンツをつくるべきか？ という記事。

B2C企業（一般ユーザーを対象としたNGO/NPOも同様の部分があるでしょう）で効果的なコンテンツとしては、ニュースレター（メールマガジン）、リアルイベント、シェア用画像、ソーシャルメディア、インフォグラフィックなどが挙がっています。

いくつかのコンテンツの特徴を拾ってみます。

• インフォグラフィック：多くのネットユーザーに好まれるコンテンツ。 シェアやコミュニケーションを生み出す潜在力が高い。 しかし制作の難易度やコストも高い。
• ニュースレター：リードナーチャリング（見込み顧客の育成）に適している。 多様なデバイスでの閲覧対応がカギ。 既存コンテンツと連携して作成することができ、制作費もさほど高くない。ポイントは簡潔に書くこと！
• 画像（イラストや写真など）：見出し、キャプション、引用を載せた画像のこと。ソーシャルメディアの上級ユーザーにシェアされる可能性が高い。制作の難易度は低い（そうかなぁ？）。 ポイントは各ソーシャルメディアに合わせたフォーマットにすること、訴求力の強い画像を選ぶこと、コピーにも気を使うこと。

ノンプロフィット団体のサイトで使われているCMS調査

• Top 5 Content Management Systems Drive 62% of Nonprofit Sites [INFOGRAPHIC] | npENGAGE

英語圏で800あまりの中小非営利団体を対象に、ウェブサイトで使われているCMSを調査した結果です。
トップ5のツールが62%のサイトで使われていて、WordPressが42%（ちなみに全世界1000万サイトのうちWordPressの利用率は23%だとか）。

2位以下も含めたランキングを見てみましょう。

1. WordPress：42%
2. Drupal：9%
3. Blackbaud：4%（ファンドレイジング機能なども含む総合ソフトウェア）
4. Joomla：4%
5. Adobe：4%（Adobe Experience Managerか？）
6. Squarespace：2%（月額制の高機能CMS）
7. ExpressionEngine：2%（EllisLabの商用CMS）
8. Finalsite：2%（主に教育機関向けのCMS）

もっとオープンソースのCMSばかりがひしめいているのかと思いましたが、商用ソフトウェアもしっかり使われてますね。
CMSを導入せず、静的サイト、または不明な（恐らくオリジナルの？）CMSを使っているサイトは13%あったそうです。

小ネタ：ロールベースのメールアドレスでメルマガを送るのはやめよう

• This Overlooked Detail Is Undermining Your Nonprofit's Emails

ニュースレターを送る際、送信元（From）メールアドレスにロールベースのメールアドレス（infoやwebmasterなど）を使うのはやめよう、という趣旨。
これは確かにそうだなぁ、と思います。"info"や[組織名]、[メールマガジン名]などのメールアドレスを目にした場合、たとえ内容がパーソナルなものであっても“あ、宣伝だな”と直感的に判断し、関心を失う（＝開封もしない）ことが多いような気がするからです。パーソナルなタッチが大切ですよね。

カテゴリー: NGO・NPO向け情報

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