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アークウェブお手伝い事例:ヨガブランド「suria(スリア)」様のショッピングサイトリニューアル(ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法)

2008年2月 1日

アークウェブお手伝い事例:ヨガブランド「suria(スリア)」様のショッピングサイトリニューアル(ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法)

投稿者 野島

ディレクターの野島です。

サイクル・アウトドア・ヨガプロダクトの株式会社インターテック様が運営されているヨガウェア・ヨガマット・ヨガグッズのショッピングサイト「suria」のリニューアルをお手伝いいたしました。

ヨガウェア・ヨガマット・ヨガグッズならsuria[スリア]のオンラインショップ
https://www.suria.jp/shopping/

suria_index.jpg

今回は第二弾として、ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法をどのようにショッピングサイト「suria」のリニューアルで活用していったかについて解説させていただきます。

ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法とは

ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法とは、ターゲットとなるユーザーを想定した仮想的なユーザーの事で、名前や年齢、家族構成、仕事、目標など細かく設定してターゲットユーザーを定義し、ユーザーがどんな時にインターネットをしていてどんな方法や目的でwebにアクセスしてどんな風にサイトを閲覧しているのか、といったストーリー(シナリオ)に落とし込んでシナリオから仮想ターゲットの行動を検証していく手法です。
今回のリニューアルは、ユーザーのリピート回数の改善、買い上げ点数の改善が目的。そのためには顕在的顧客、潜在的顧客も含め、実際にニーズの高いユーザーはどんな方なのか?を明確にし、そのユーザーが使いやすい、操作しやすいと感じてもらえるようなサイト設計が必要になります。 そのため設計前にユーザーの行動心理や用件を明確にすることが必要なのです。

今回のsuria[スリア]のオンラインショップのリニューアルでは実際の調査から得られた明確かつ具体的なデータをもとに、物語調で象徴的なユーザーモデル(架空の人物=ペルソナ)を作成しリニューアルに役立てました。

ユーザーペルソナの策定

今回はショッピングサイト「suria」では、まず以下のようなデータの分析を実施しました。

・アクセスログの分析
  ・訪問者数、PV数の推移
  ・リピーター数の推移
  ・開始ページの推移
  ・直帰率、離脱率のページごとの確認
・リニューアル前のショッピングサイトの購買履歴から以下の分析
  ・平均買い上げ点数
  ・平均客単価
  ・購買者の年齢、性別、所在地
  ・リピーターかどうか?
  ・購入頻度(どれくらいの期間をあけて購入いただいてるか?)
・市場動向
  ・ヨガ人口の調査
    ・ヨガの種類別の動向
  ・ヨガスクールの数(都心部・地方)
・他社分析
  ・競合他社の分析
・他媒体の分析
  ・雑誌などの傾向分析 
  ・SNS、コミュニティーサイトの分析
  ・他のショッピングサイトなどのリコメンド情報、クチコミ情報

これらのデータを分析を実施し、最終的に6つのユーザーペルソナに絞り込みました。

ユーザーシナリオをつくる

これら6つのユーザーペルソナには「青山真一さん」のように名前をつけてより具体化していきます。 どこに住んでいて、趣味は何で、休日には何をして...など分析結果からペルソナがどんな行動をしているかを仮説を重ね繰り返し検証していきます。 検証を繰り返してターゲット像が「顔の見えにくい漠然としたユーザー」ではなく、「あたかも実在する人物」のようになっていきます。

具体的に詰めてきたところで、ペルソナの属性に近い方を公募させていただき、その方に対しユーザーテストを実施します。ここでリニューアル後のプロトタイプ画面を使って実際にそのペルソナの方がどのようにサイトのナビゲーションを操作し、サイト内をどのように閲覧するのか、といった検証をします。
ユーザーテストは実際にペルソナに近い方を被験者にテストさせていただくので、設計段階では気づかなかった発見もありました。
今回の例では、

・インストラクターさんのウェアの着こなしが生徒さんへ与える影響は高い
・ヨガのタイプによってユーザーの志向はかなり違う(ホットヨガとアシュタンガヨガなど)
・エコロジーやロハスがきっかけでヨガをやってる人はあまりいない
・素材へのこだわりよりも商品のカラーリングや着こなしかたに興味ある方が多い
などなど

インストラクターさんの属性のペルソナの優先度を上げたり、重要視していたエコロジー・ロハスという志向性を修正したり、カートの着こなしを見せる機能をつけたり、と当初想定していなかったことが分かってきてよりペルソナが具体的になっていきました。
被験者の方にプロトタイプ画面を操作してもらうことによって、ナビゲーションの位置やタイトルがそのペルソナ属性に認識してもらえるかのテストも出来るため、テストを行う毎に修正。次回のテストで検証を繰り返し、プロトタイプ画面の操作性もペルソナにとって使いやすいものにどんどんブラッシュアップしていきます。

このように、これらの検証によって、6つのユーザーペルソナの行動をさらに分析しより具体化します。
ユーザーペルソナがナビゲーションやショッピングカートがどのように使われたかをユーザーテストから分析し、ナビゲーションの変更やコンテンツ内容に修正を加え、よりユーザーの視点を正しく取り入れることで、ユーザーにとって使いやすいと感じていただけるサイト設計が可能になります。


ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法がもたらす効果


ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法を用いることで期待できる効果は以下のとおりです。

1.ユーザー像を正しく絞り込める
万人のニーズを満たそうとすると、選択肢が多く決断しにくくなりがちです。その点ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法は、意味のある属性を組み込んで記述されたものなので、「だれのために何を作るのか」を明確に定義できます。
2.感情移入がしやすい
ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法は具体的な氏名やその人物の写真も準備されています。あたかもその人物が実在の人物であるように感じられることから、箇条書きや数字の分析資料よりも感情移入しやすく、ニーズを感じ取りやすい。
3.共有しやすい
ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法は箇条書きや数字の分析資料よりも感情移入しやすい。そのため、関係者全員の共有しやすいく、ニーズについても意見を出しやすいと言えます。
4.よい決断を導く
詳細な調査もとに作成されているので、勘や憶測を排除した適切な決断を導きます。

よりユーザー視点に立ったサイト構築をお考えの方は、ユーザーペルソナ・ユーザーシナリオ法の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

次回は第三弾として、Zen Cart、Ajaxをどのようにショッピングサイト「suria」のリニューアルで活用していったかについて解説させていただきます。

投稿者 野島 : 2008年2月 1日 20:31

カテゴリー: アークウェブ

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