アークウェブのブログ

Web 2.0時代の重要なインフラCGM/Blogosphereのトレンドを読むサービスは、国内でもいくつかあります。なかでも、ランキングの精度が高いだけでなく楽しめるという点ではkizasiが一番ではないかと思います。musicmarqは、そのkizasiエンジンを基盤に「CGM(Consumer Generated Media)＋音楽メディア」という融合や、音楽系サイトらしいスタイリッシュさにこだわったサイトです。

musicmarq あの曲何位？ ブログとチャートをまとめてランキング
http://musicmarq.jp/chart/index.html

このランキングなどは、Blogosphereのムードと「タワーレコード」「リッスンジャパン」の現実のランキングを対比することで、目敏い人ならいろいろなヒントを引き出すことができるでしょう。

以下は、今回のプロジェクトで特に留意した点です。

●インタフェース設計
ランキング、アーティスト、楽曲などの各ページにそれぞれアクセスされることが多く、横断性はさほど必要ないため、初期状態では網羅的なグローバルナビゲーションを隠し、ヘッダにはロゴと検索フォームのみを置いた。

●デザインとマークアップ
音楽系サイトであり、基本的にはブログを読ませるサイトであることから、使う色を抑制。かつ、各コンテンツのキーカラーを決めた。
XHTML+CSSによるマークアップで、後の拡張性を考慮してシンプルなソース記述を心掛けた。

●システム開発 (主にAjax)
ページ遷移が直感的にわかるよう、ブログを表示する際に一度レイヤーを閉じてから開くというアクションを実装した。
「まとめてランキング」では、曲名とアーティスト名をクリックすると詳細情報をレイヤーで表示。かつ、これをドラッグできるようにした(script.aculo.usを使用)。
「話題のアーティスト100」「話題のミュージック100」では、初期は25位まで表示しておき、スクロールして下端に達するとサーバと通信してさらにランキングを表示、トータルで100位まで表示するようにした。