英語圏には、フォーム(問い合わせフォームや資料請求フォーム)をつくれるクラウドサービスが多数あります。日本にもフォームASPはありますが、機能の充実ぶりや使いやすさでは圧倒的に前者に軍配が上がると思います。
弊社はMovable Type用のフォーム作成プラグイン「A-Form」を開発・販売しており、お蔭様で導入サイトは1,000を超え、お客様からの声を参考に機能を付け加えていっています。
(※はい、宣伝画像です。)
今回「 見過ごされがちだけど強力なフォームの8機能 」という記事でフォームにまつわるトレンドを眺めながら、弊社A-Formがそれらをどこまで満たしているか? を検証してみたいと思います。
投稿者の回答がAだった場合、次は選択肢Xを出す、というようなルールベース、 分岐(ブランチ)型のフォーム が作れる機能ですね。いきなり一番めからですが、A-Formには残念ながらこのような機能はありません。
「 ラジオボタンで選択した値によって送信先メールアドレスを変える 」というようなニーズはよくご相談いただき、個別のカスタマイズで対応しているのですが…。
これができるサービスとしては Formdesk 、 Formidable 、 Typeform などが紹介されています。
フォームを含むキャンペーンの効果分析などに役立つ、参照元サイトを取得するための機能です。
これは、A-Formでは「 外部パラメーター受け渡し機能 」として実現しています。
この機能は、取得したパラメーターによってフォームの内容を変える(例:冒頭にカスタマイズしたメッセージを出す)といった目的でも活用できますね。
ラジオボタンやドロップダウンメニュー、チェックリストなどでよく使う値、都道府県名、年代、職業、収入、趣味といった選択肢の内容をあらかじめデータセットとして用意しておく。これはなるほど、と思いました。
A-Formには残念ながらこの機能はありません( 訂正:[都道府県]の入力パーツはあります )。 郵便番号入力による住所の自動補完機能 はあるので、日本国内の住所についてはデータセットを用意している、といえそうですが。
フォームからファイルをアップロードできる機能。はい、これはA-Formにもあります。指定サーバーへのアップロードの他、管理者や送信者宛てメールへの添付を設定できるなど、なかなか使いやすいと思います。
ただ英語圏のフォームサービスには、Zapierなどのサービスを介してDropboxやGoogle Driveなどのストレージサービスに連結し、アップロードできるものもあります。この点が進んでいると思います。
無味乾燥になりがちなフォームを親しみやすく、わかりやすくするため、選択肢などにアイコンや画像などを使える機能。
これもA-Formでは(管理画面から操作できる機能としては)提供していません。
確かにあるといい機能ですが、記事で紹介されている各サービスの編集画面(例: Formstack )は必ずしもわかりやすいとはいえないものでした。まだ試行錯誤の段階かもしれません。
電話番号、メールアドレス、ウェブサイトURLなどの入力欄毎に正しい書式で入力されているかチェックする機能。
これはA-Formにも当然あります。これらのチェックを適切に行うことが、フォームの離脱率を下げるためにも有効ですね。
ウェブサイト上で数点だけ物品を販売したい場合など、フォームに決済機能が付けられると便利です。
この機能は、A-Formではアドオンである A-Form Payment で実現可能です。
フォームからCRMサービス、メールマーケティングサービスなどにデータを自動投入する機能。英語圏のフォームサービスでは元々の機能として、またはZapierなどを介することで、Google Spreadsheet、MailChimp、Slack、Salesforceなどさまざまなサービスに連携できます。これはAPIをオープンにすることで共栄圏をつくりあげる、英語圏のウェブサービス最大の強みでしょう。
A-Formでも「 A-Form to Salesforce 」でコンタクトデータをSalesforceのリード、ケースとして投入できるほか、顧客のカスタマイズ依頼に応えていくつかのシステムと連携した実績があります。
以上、「見過ごされがちだが強力なフォームの8機能」で、弊社MTプラグインA-Formをチェックしてみました。A-Formは、これからもお客様からの声で機能を進化させていくつもりです。ご要望などあれば、ぜひお聞かせください。