SEの進地です。おはようございます。
MovableTypeのプラグインで、エントリー、ウェブページに外部サイトのページも含めて柔軟に関連ページを表示できるプラグイン「RelationalPage」を作成しました。
ページに外部サイトのページも含めて柔軟に関連ページを表示できるプラグイン - RelationalPage
https://www.ark-web.jp/sandbox/wiki/3993.html
詳細な設定と使い方はWikiに譲って、ここではRelationalPageの機能に関して解説したいと思います。
Movable Typeで関連ページを表示する方法としては、「RelatedEntries」や、「Related Entries Plugin」など、いくつか有名なプラグインがあります。また、「TagSupplementals」や直接MTタグでロジックを組んで、関連の強いタグや同じタグを持つエントリーを関連エントリーとして表示するといった方法もあります。
ただ、これらのプラグインや方法では外部サイトやMTで管理されていないページ、インデックステンプレートで生成したページなどを関連ページとして表示することができません。RelationalPageを使うと、外部サイトも含めた柔軟な関連ページの表示を行えます。
RelationalPageではYAML形式の設定ファイルを用いて、関連ページの定義を行います。各関連JYAMLのフォーマットは非常にシンプルで、直感的に扱えるものにしています。
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- title: 関連ページ1のタイトル(リンクテキスト)
url: 関連ページ1のURL
tags:
- 関連付けるタグ1
- 関連付けるタグ2
- :
- 関連付けるタグN
default: デフォルト表示指定(1 or 0)
- title: 関連ページ2のタイトル(リンクテキスト)
url: 関連ページ2のURL
tags:
- 関連付けるタグ1
- 関連付けるタグ2
- :
- 関連付けるタグN
default: デフォルト表示指定(1 or 0)
:
詳細はWikiに譲りますが、設定ファイル側では各関連ページに対して関連付けるタグを定義しておきます。RelationalPageは再構築のタイミングでページにつけられたタグをみて、そのタグに関連付けられている関連ページへのリンクをページ内に描画します。
このように、RelationalPageはページ単位に関連付けを定義するのではなく、各ページはあくまで自然にタグを使ったままで関連ページを表示できる利点があります。
その他の利点もあわせてまとめると、次の通りです。
反面、関連ページ側のURLが頻繁に変わる場合や大量に定義する場合には、設定ファイルに直接定義するRelationalPageは向かないかもしれません。
なお、このブログの下部にある「興味があるかも?」ブロックの、「アークウェブのサービスでは」の部分はRelationalPageを使って構築しています。こういうソリューションページなど、静的で一度作成した後はほとんどURLは変更されず、また、各ページからタグという抽象度で紐付けたいようなページを関連ページとして定義する場合にRelationalPageは一番力を発揮すると思います。
RelationalPageを利用すれば、柔軟性と保守性のバランスを保ちながら外部サイトも含めた関連ページの定義と表示を行うことができます。サイト内回遊率の向上や狙ったページへの誘導などに活用できると思います。ぜひ、お試しください。
なお、アークウェブではこうしたプラグインの開発・カスタマイズはもちろん、Movable Typeの導入、カスタマイズ支援も承っています。単なるブログツールを超えたCMSとしてMovable Typeを活用する際にお役に立てると思います。
Movable Typeソリューション(ブログ・CMS)
https://www.ark-web.jp/solution/movabletype.html
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