お久しぶりです! NGO/NPOに役立つ情報が豊富な英語圏のブログやニュースを読み漁って、これは! と思ったものを選んでお届け。
2017年7月号です。(弊社のお客様を想定して選びましたが、NGO・NPOのウェブ担当者にはきっと役立つはず。)
有名NGOやNPOについて「 昔は有名だったけど最近は存在感薄いね 」とか「 活動がずっと同じで古臭いイメージだよね 」などという評判、よく聞きますね。長く活動する団体がこういう状態に陥るのを回避して“いかに時代に合った団体であり続けるか”という、なかなか重要な話について、いくつかのケースが紹介されていました。
などが紹介されています。
さらにNGO/NPOが時代に取り残されないために、何か変更する前の「テスト」と同様、変更後の「調整」も重要、特に ソーシャルメディアの台頭と共により絶え間のない改善が欠かせない と指摘しています。
元記事: How Leading Nonprofit Brands Stay Relevant
WWFが(ちょっと古いですが)2015年、情報が洪水のように溢れるソーシャルメディア上でサポーターをキャンペーンにどのように動員したかという分析。
このようなやり方で動員していった結果、WWFが行動を呼びかけた3つのアクションに対して約4,000のツイートが生まれるなど高い効果があったとのことです。“己の支持者についてよく知れ”ってことですね。
参考: How World Wildlife Fund Used Segmentation to Activate Social Influencers for Their Cause | npENGAGE
NGO/NPOの組織内のコミュニケーションの型を調査し、4つの分類とその割合をまとめたレポートがありました。
うち、統合型(Integrated)と中心型(Centralized)の2つのモデルが効果的だという結果が出たそうです。具体的には、「戦略に基づくコミュニケーションの改善」や「職務への満足度」で高い数値を示したとか(2017 Nonprofit Communications Trends Report | Nonprofit Marketing Guide p37)。
参考: Communications Team Models: What’s Best for Your Nonprofit? | Kivi's Nonprofit Communications Blog
グローバル(全世界的)なキャンペーンをある国の文化・慣習になじむよう展開するのはどの団体も苦労しているようですが、日本の特殊性ってどんなものでしょうか?
350.orgの事例を解説した記事から拾ってみます。
さらに ターゲット企業を強く攻撃するようなメッセージは日本には合わない といったこともテストの結果わかり、調整していったとのことです。
参考: Localising a global campaign: Learning to do divestment in Japan | MobLab