オンラインショップでは、顧客の継続的な購入を促すために購入金額などに応じて「ポイント」を付与するのがポピュラーだと思います。
Zen Cartハイエンド版では、デフォルトでポイント機能の利用が可能です。
ポイントの運用・管理機能としては、主に3つが挙げられます。
point_baseモジュールを有効にすると、管理画面の注文合計モジュールに
「購入ポイント(ot_addpoint)」と「使用ポイント(ot_subpoint)」の2つのモジュールが現れます。
▲注文合計モジュールの一覧
(※図版はクリックで拡大します)
購入ポイントを【インストール】すると下記の設定が可能です。
「使用可能にする注文ステータス」 とは、デフォルトの注文ステータスは「処理待ち、処理中、配送済み、更新、キャンセル」とありますが、このうち「配送済み」になったタイミングでポイントを付与してよいという判断であれば、「使用可能にする注文ステータス」を「配送済み」にします。
「取り消す注文ステータス」 も同様に、注文ステータスが「キャンセル」になったらポイントを取り消す場合は、「取り消す注文ステータス」を「キャンセル」にします。
使用ポイントを【インストール】すると下記の設定が可能です。
* 送料を含める:ポイントを送料にも使えるようにするかどうか
* 税金を含める:ポイントを税金にも使えるようにするかどうか
* 注文ステータス:ポイントで全額支払いを行った場合の注文ステータスを設定します。
* 使用ポイントを取り消す注文ステータス:注文ステータスに更新された時に使用ポイントを取り消します。
* 表示の整列順:合計金額など表示する時の表示順
ポイントの使用を 商品に限定する場合 は「送料を含める」「税金を含める」を false にすれば可能です。
ポイントで支払いを行った場合の 注文ステータス は、クレジットカード決済のような即時決済と同じ処理方法が妥当ではないでしょうか。
「使用ポイントを取り消す注文ステータス」 は、注文がキャンセルになった場合に自動的に使用ポイントを元に戻します。「キャンセル」を指定しておけばよいと思います。
▲#1~3 が保留→有効の例、#4 がキャンセルの例
#5 が使用の例(注文番号35 では、767ポイントを使用して86ポイントの追加が保留になっています)
(※図版はクリックで拡大します)
注文合計で「購入ポイント」をインストールした状態で顧客が注文すれば、 自動的に ポイント管理に 1行追加されます。
また、「使用ポイント」をインストールした状態で顧客がポイントを使用した場合も 自動的に 1行追加されます。
ポイントには「有効」「保留」「使用」の3つの状態があります。
ところで、任意のポイントを管理者が与える(もしくは使わせる)ことも可能です。
ポイント管理のポイントの一覧から【追加】ボタンで「新規ポイント登録」が可能です。
▲新規ポイント登録
(※図版はクリックで拡大します)
顧客IDにはポイントの適用対象となる顧客のIDを指定します。IDは顧客管理で確認してください。
適用には、なぜこのポイントが追加されたかをメモ的に書いておけます。
ポイントに適用するポイント値と、「有効」「保留」「使用」状態のどれかを指定します。