Zen Cartハイエンド版のモジュール:am_ajax_addressで郵便番号による住所自動入力をサポート

ウェブサイト上でユーザーが住所を入力するフォームでは、郵便番号から住所を自動入力させるがユーザビリティー上有効で、一般的になってきていると思います。

Zen Cartにも顧客が住所を入力する欄がありますので、ハイエンド版では「am_ajax_address」モジュールでこれを実現することができます。

例:郵便番号に「104-0061」と入力すると都道府県に「東京都」、市区町村に「中央区」町名・番地に「銀座」が入る

▲住所欄の郵便番号を入れると自動的に都道府県、市区町村、町名・番地が入る
(※図版はクリックで拡大します)

Zen Cartでは、都道府県の入力形式に「プルダウンメニュー」と「テキスト」の2種類が選べますが、どちらでも自動入力可能です。

市町村合併などで郵便番号と住所の紐付けが変わることがありますが、日本郵便が最新の郵便番号データをzipファイル形式で提供してくれるようになったので、サーバーがzipコマンドを利用できるようであれば、管理画面から「郵便番号・住所を更新」で簡単に更新することができるようになります。

▲「郵便番号・住所を更新」で郵便番号データの自動更新ができる
(※図版はクリックで拡大します)

同じ郵便番号が複数の住所を指す場合はどうなるか?

同じ郵便番号に対して複数の住所が紐付けられている場合があります。

このモジュールでは、日本郵便が提供するzipファイルをベースにしているのでそのデータを昇順に参照し、自動入力されます。

例えば「044-0201」は以下のように7つの町名・番地が該当しますが、自動入力されるのは一番上の「北海道 虻田郡喜茂別町 旭町」です。

北海道	虻田郡喜茂別町	旭町
北海道	虻田郡喜茂別町	大町
北海道	虻田郡喜茂別町	喜茂別
北海道	虻田郡喜茂別町	幸町
北海道	虻田郡喜茂別町	末広町
北海道	虻田郡喜茂別町	本町
北海道	虻田郡喜茂別町	緑町

このような場合は、都道府県、市区町村は自動入力されたので、町名・番地のみユーザーが修正するという流れになります。

フォーム入力では、ちょっとした使いやすさの向上によって脱落率(カゴ落ち率)が改善されることがあります。郵便番号による住所の自動入力(補完)も、その一つではないでしょうか。