事例:水源開発問題全国連絡会(水源連)様のウェブリニューアルのお手伝いをしました

中野です。

アークウェブでは、「水源開発問題全国連絡会(略称:水源連)」様のウェブサイトのリニューアル構築のお手伝いをさせていただきました。

水源連(水源開発問題全国連絡会)
http://suigenren.jp/

日本全国には約3,000ものダムがあるそうです。そして現在も、数十年前に定められた建設計画を元に多数のダムの建設が進められようとしています。これに対し、全国のダム予定地では、建設が生態系に及ぼす悪影響、治水効果への疑問といった点から、また巨額の公共事業への異議を唱える立場から反対運動を行っているグループが数多くあります。

このように日本各地に散在する団体が、相互連携して力を高めていくためのネットワークとなるべく、1993年に結成された団体が水源連です。


ウェブサイトリニューアルのねらい

水源連のウェブサイトは、これまでメンバーの方が活動の空き時間を使って、いわゆるホームページ制作ソフトでコツコツと更新してこられたのですが、コンテンツを探しやすい状態ではなく、各ページの体裁も不統一でした。

そこで、サイトの情報構造や画面の設計をやり直し、デザインを刷新し、CMSを導入することで複数のメンバーが更新に携わることができるよう、弊社がお手伝いをさせていただきました。

ライセンス費用なしで利用できるという要件から、CMSにはオープンソース(GPL)のWordPressを採用しました。
レスポンシブ・ウェブデザイン対応のテーマを元にカスタマイズを行い、簡易的ではありますが、スマートフォンなどの狭い画面でも情報が欠落せずに閲覧できるようになっています。

ダムマップと最新状況」というページでは、日本地図とリストで各地のダムをめぐる状況や運動に関わる団体などを一覧できるようにしました。


今回のお手伝いの背景

今回のこのウェブサイト構築は、水源連様から制作費用をいただいたものではなく、アウトドアウェアメーカーであり、非常に熱心な自然保護活動でも知られるPatagoniaの日本法人「パタゴニア日本支社」様からの助成というかたちで行われました。

Patagoniaはアメリカ国内で "Our Common Waters(アワ・コモン・ウォーターズ)" という取り組みで不要なダムの撤去や河川域の自然の修復に支援を行っており、今回はその一環として日本の"ダム・バスターズ"たちの要(かなめ)である水源連様のウェブサイトのリニューアルを支援されたのです。

初めての試みとのことでしたが、日本国内の河川域の自然を守ることについても熱心なPatagonia様を交えての制作ミーティングは有意義なもので、ウェブサイトの随所にその成果が反映されていると思います。


ついでに...アークウェブはNPO・NGOのウェブ活用サポートが得意です


アークウェブでは、さまざまな公益のために活動を行うNPOやNGOや任意団体に共鳴しています。
そして、まだまだ発展途上である日本のNPOやNGOの状況を理解し、お仕事として、またときにはプロボノ(ウェブ制作のスキルを活かしたボランティア)としてウェブ関連のお手伝いすることに、高い意欲を持っています。

詳しくは以下のソリューション紹介ページをお読みください。

NPO・NGOのウェブサイト構築・ウェブ活用サポート
https://www.ark-web.jp/solution/npo-ngo.html

NPO・NGOの方、ウェブ活用についてお悩みでしたら、小予算であっても、まずはお気軽にご相談いただければと思います。(^-^)