中野@プロデューサーです。
SNS「mixi」上でソーシャルにアプリケーションを楽しむという「mixiアプリ」が、今日正式にリリースされました(実はこの原稿、正式リリース前に出そうと書き進めていたものです)。
[mixi] はじめてのmixiアプリ
http://mixi.jp/promotion.pl?id=15
現在アークウェブは、ある顧客企業と組んでmixiアプリを制作しているので(後日このブログで公開します)、ぼくもほぼ毎日アプリの企画を考えたり、mixiアプリを試したりしています。
そのプロセスで調べたことや、ソーシャルアプリ全般のトレンドなどを不定期ながらシェアしてみたいと思います。
今回は、「mixi上でmixiアプリはどう広がっていくの?」というトピック。
ソーシャルアプリ活用の先輩格であるFacebook Appなどで遊んでいたり、mixiアプリを経験済みの人ならわかると思いますが、mixiアプリは、mixiというSNSですでに築かれている人間関係、ソーシャルグラフをベースにバイラル(伝染的)に広げることができるメリットがあります。
では具体的にどんな方法があるのかという点を、mixiの仕様変更なども見ながらまとめてみます。なお、mixiアプリ界隈は日々情報が動いているので、機能やエリアの名称などは後で変わったりするのかもしれません。
mixiアプリでは、マイミクに「招待状」を出すことができます(アプリ制作者がそのように作れば)。招待状が届くと、mixiホーム(マイページ)の「お知らせ」欄に「アプリへのお誘いが3件あります」などと表示されます。
この招待状を出すというアクションですが、アプリ提供者側は、
など、ユーザーができるだけ面倒さを感じずにアクションできるよう工夫し、結果としてアプリの利用者を増殖させる工夫が必要でしょう。
mixiアプリのリリース以降、ホーム(ユーザーのマイページ)に新設された「アプリ更新情報」というエリアには、
などがログとして流れてきます。
アプリに関するマイミクたちの"非同期な盛り上がり"を覗き見ることができるわけで、同じタイミングで多数のマイミクがカジュアルゲームを遊んでいたりすればユーザーは参加してみたいと強く思うでしょう。
mixiアプリには2つのビューがあります。ヘッダ、フッタなどを除くとアプリ自身がほぼ全面表示される「キャンバス(アプリキャンバス?)」と、ホームのサイドカラムに小さく表示される「アプリガジェット」です。
mixiアプリはいくつもインストールできますが、ホームのアプリガジェットとして表示できるのは3つまでです(この点を見ても、今後mixiアプリの一等地争いは熾烈になりそう!)。
マイミクのページに表示されているアプリガジェットは、あなた自身がアプリをインストールしていなくても当然見ることができ、また操作できるものもあります。ここも重要な動線になるんじゃないでしょうか。
mixiアプリのリリース後には、ホームの「参加コミュニティ」の下に「アプリ一覧」というブロックが表示されるようになります。
あるユーザーの趣味や嗜好を知るために、そのユーザーが入っているコミュニティをチェックするのはmixiユーザーにとって一般的だと思いますが、これからは"そのユーザーがどんなmixiアプリを楽しんでいるかをチェックする"というアクションも増え、そこからアプリを使いはじめる人も増えるでしょう。
リニューアルされたmixiアプリのトップでは、ゲーム、エンターテイメント、コミュニケーションといったカテゴリでアプリをブラウズしたり、新着やランキングで見たりといった方法の他に、
という情報があります。
ここでもマイミクの動向をいろいろと知ることができるわけで、ユーザーは興味を惹かれるでしょう。
以上です。
他にもあるかもしれません。暫定まとめですが、お役に立てば。
参考:
mixi Developer Center (ミクシィ デベロッパーセンター) ≫ mixiホーム&プロフィール
http://developer.mixi.co.jp/appli/pc/example/mixi_home_profile_iu
ピコ勉強会/「mixiアプリ」について調べてみる(2009年8月) : アークウェブWebマーケティングSandBox
https://www.ark-web.jp/sandbox/marketing/wiki/718.html