中野です。
アークウェブでは今、Zen Cartの市場を発展させるだけでなく、そのことで「誰でもオンラインショッピングを利用することができる」という公共性も実現するため、「Zen Cartのアクセシビリティ対応」に取り組んでいます。
先日のブログ記事でもその件に触れていますので、ご興味があればどうぞ。
Zen Cart:2009年はZen Cart2.0、アクセシビリティ対応、管理画面の改善に取り組みます
https://www.ark-web.jp/blog/archives/2009/02/zen-cart_20_ark-web.html
現状は、Zen Cartのアクセシビリティ上の問題について、富士通「WebInspector」「ColorSelector」でのチェック、読み上げブラウザ「IBMホームページリーダー」でのチェック、キーボードだけで操作できるかどうかのチェックが終わったところです。
浮かび上がった問題点については、弊社のアクセシビリティWiki内に掲載してあります。社内共有のための雑駁なものですが。
Zen Cart日本語版のアクセシビリティ対応/現標準テンプレートを「富士通アクセシビリティ・アシスタンス」でチェック
https://www.ark-web.jp/accessibility/238.html
Zen Cart日本語版のアクセシビリティ対応/ホームページリーダーのチェック+α
https://www.ark-web.jp/accessibility/252.html
Zen Cart日本語版のアクセシビリティ対応/現標準テンプレートをキーボード操作でチェック
https://www.ark-web.jp/accessibility/254.html
チェックな大変に地味で根気がいる作業ですが、このテストを通じて抽出された問題を修正したいと思います。
また、2009年秋に施行される「JIS X 8341-3:2009」(WebアクセシビリティJIS 2009年版)の改正原案が出ましたので、新たにWCAG2.0を参考に設けられた「達成等級」のうち「AA(ダブルエー)」をめざすことを目標にしたいと考えています。
アクセシブルになったZen Cartは、当たり前ですが、GPLのもとどなたでも使っていただけるよう公開します。ご期待ください。