中野です。
アークウェブでは、2008年1月から名刺をリニューアルし、その際に北海道札幌市の「日新堂印刷」さんのエコな素材「バナナ名刺」に切り替えました。
が、ほぼ同じタイミングで起こったのが製紙業界の「再生紙偽装」問題でした。バナナ名刺は「バナナの茎30%・古紙70%」で作られているとのことで、もしそれも偽りであれば、環境への配慮で素材を切り替えたという判断も曇ってしまいます。
早速この件を日新堂印刷さんに問い合わせてみましたが、そこまでの経緯を1月31日にまとめたのが以下の記事です。
エコな名刺にリニューアル、と製紙業界の偽装による不愉快な話
https://www.ark-web.jp/blog/archives/2008/01/post_42.html
その後進展があり、日新堂印刷さんのWebサイトでは「再生紙偽装問題について」としてこんな文書が掲出されていました(2月15日付けのようですが、見落としてぼくは昨日気づきました)。
日新堂印刷株式会社 再生紙偽装問題について
http://www.nissindou.co.jp/gisou.html
紙問屋から仕入れていた「グリーン購入法」認定や「エコマーク」付きの名刺、封筒、コピー用紙などはほとんどが偽装商品だったものの、
3つのエコ名刺(ペットボトル再生材名刺、とうきびペーパー名刺、バナナペーパー名刺)につきましても弊社が依頼している再生紙製造メーカーに再度確認し正式書面にて証明書を取り寄せました。結果偽装は一切なしとの回答を得ました。 弊社の3つのエコ名刺は全て上記偽装の製紙メーカー等を通さずに独自ルートでの生産方式、工程により生産された商品であり、正真正銘の再生紙(再生材)でございますのでどうかご安心いただき今後も変わらず皆様のエコ活動の一環としてご活用下さいませ。
とのことでした。
安心しました!
再生紙偽装問題が明るみになってから、アークウェブのスタッフは名刺交換の際に肩身の狭い思いをしていましたが、これで再び胸を張ってこの名刺を活用することができます。
文中の、「人が見ていなくても正直にそして誠実に製品を日本全国の大切なお客様へお届けして参りたい」という言葉が心に響きました。偽装が蔓延していた製紙業界の「大企業」とこの会社さんの違いはどうして生まれたのかという点も、アークウェブの業務を振り返りながら考えたい重要なテーマです。
おかげさまで、弊社の名刺は好評です。
先日、エコアクションができるブログパーツ「グリムス」を提供しているボランティアチームの方々とお会いした際も名刺交換しましたが、早速、
名刺交換でエコ発見|グリムス スタッフblog
http://www.gremz.com/blog/2008/02/post_27.html
これはヤラレマシタ。
次に名刺発注するときはこの素材使わせて頂きます!!
なんて書いていただきました。
日新堂印刷さんの名刺を選んでよかったです。皆さんにもお勧めします。
よい志がこめられた正しい商品やサービスが伝播・普及していくこと、結果的にそういう会社が伸びていくことは、どんどん応援していきたいと思っています。