ウォームビズ:「冬の20℃」は「夏の27℃」より4倍効果的、厳冬なら国全体のCO2排出量が1%増える!

中野です。

アークウェブは、地球温暖化防止のための運動である「チーム・マイナス6%」に参加し、冬は室温を20℃にするなどの「ウォームビズ」に取り組んでいます。

このウォームビズへの取り組みと地球温暖化について、気になるトピックを見かけたので紹介しておきますね。


調べ物をしている際にたまたま見つけたのですが、なんと

足立区 ウォームビズ・クールビズ
http://www.city.adachi.tokyo.jp/008/d06400054.html

ウォームビズでは、夏のクールビズに比べ、CO2の削減効果が4倍になると言われています。

ということらしいのです。

チーム・マイナス6%の公式サイトを見ると、以下のように説明されていました。

ウォームビズ | チーム・マイナス6%
http://www.team-6.jp/try/warmbiz/index.html

エアコン(2.2kw、1日9時間使用)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合、年間のCO 2削減量は約25.7kgになります。
一方、外気温35℃の時に、エアコン(同上)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合、年間のCO 2削減量は約5.9kgです。
したがって、冷暖房兼用エアコン1台あたりでは、暖房の設定温度を下げるほうが、冷房の設定温度をあげるよりも数倍の削減効果があるといえます。

夏より冬にがんばる方が地球温暖化防止には4倍も効果的だ、ということは意外でした。ぼくは寒さには強い方なので(スタッフには寒がりもいますが)、よりがんばってみようかと思います。

また、一昨日(12/3)の日経産業新聞には、こんな気になる記事がありました。

■厳冬なら温暖化ガス増加も

環境省が今冬の天気に気をもんでいる。11月中旬に入って気温が平年を下回り、このまま厳しい寒さが続けば暖房機の使用時間が延びて温暖化ガスの増加につながるからだ。
同省の試算によると冬(12?2月)の平均気温が平年に比べて一度低いと排出量は1千万トン増え、国全体の年間排出量を1%弱も押し上げるという。日本は今日と議定書で6%の削減義務が課されており、気候による影響は少なくないといえる。

東京はすでにかなり冷え込む日が続き、多くの会社や家庭で暖房をどんどん使っているはずですね。
もしこのまま厳冬に突入し、ぼくたちが無配慮に暖房を使い続けると、それだけCO2が沢山排出されて京都議定書の約束である6%のCO2削減はさらに困難になってしまうというのです。

それは困りますよね。
アークウェブでも取り組んでいますが、皆さんもぜひ「室温20℃」などのウォームビズを実践していただければと思います。