中野です。
全世界のブロガーが2007年10月15日に一斉に「環境」についてブログを書こうというBlog Action Day、いよいよ今日です!
Blog Action Day
http://blogactionday.org/
アークウェブでは、資源を無駄使いしない、二酸化炭素の排出を抑えるといった視点で実践していることがいくつかあります。今年の6月にはResponsibu(れすぽんし部)という社内メーリングリストをつくり、環境問題に限らず、CSR(企業の社会的責任)の情報共有や実践についての議論もしています。
そこで今日は、これまでぼくたちが環境を守るためにやってきたことを棚卸しすると共に、改善点がないか話し合い、まとめて記事にしようということになりました。
以下の内容は、10月12日(金)に社内の有志が集まって行ったMtgでの内容をまとめたものです。
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中野(以下「中」):これはちゃんとやっているね。
一点、ペットボトルのラベルとキャップをはずす、ゴミの容量を減らすためにつぶすということが徹底できていなかった。貼り紙をしたら(本当は美観を考えるとベタベタとしたくないんだけど…)、徹底されるようになったね。
S:新聞や雑誌など(「雑紙(ざつがみ)」というらしい)のリサイクルもちゃんとしたいですね。 回収をお願いしている業者に確認しましょう。
K:あと、こないだ、書籍を処分するときに「リサイクル・ブック・エイド」をやってみました。
関連記事:
リサイクル・ブック・エイドで本をリサイクルして寄付しました
https://www.ark-web.jp/blog/archives/2007/09/sva.html
中:今のオフィスは太陽の光がよく入るので、節電はこまめにしている。
Y:電気をつけとかなきゃいけない入り口は、蛍光灯を一本はずしてるし。
中:ただ、前から何度か話してきた「待機電力」の問題は個人の心がけレベルでルール化されていないね。
S:配線を調べ、どうすれば効率的か検討しましょう。タスク化できたら、退出時のチェックリストにも加えるといいと思います。
中:アークウェブでは、(中野が枝廣さんの「がんばっている日本を世界はまだ知らない」を読んで提案してから、紙を白色度70の100%リサイクルコピーペーパー( アスクル リサイクルコピーペーパー100 )に切り替えた。問題ないよね?
Y:ちょっと色はくすんでいるけど、日常的なドキュメントの印刷には問題ありません。
S:印刷のとき、複数ページを1枚にまとめて印刷できるユーティリティがありますよね? Webページの校正や顧客提出資料の事前チェックなどなら、積極的に使って紙を節約しましょう。
関連記事:
地球温暖化:社内に共用エコバッグを置いてレジ袋の消費を減らしてみる
https://www.ark-web.jp/blog/archives/2007/02/post_27.html
中:レジ袋をもらわない、はかなり浸透したよね。
T:マイバッグは結構恥ずかしいので、買ったものを裸で持って帰ってくることが多いです。
Y:近くのセブンイレブンとポプラの店員さんにも「袋がいらない人」と覚えられています。
中:割り箸は使わないようにしているよね?
T:はい。ただ、鍋物(「ピザパーティ」だけど鍋物も登場すること多し)のとき、取り皿はゲストも含めて人数分は揃ってないので一部は紙皿です。アスクルのポイントやブタ(遅刻の罰金を入れる貯金箱のこと)貯金で買ってしまいましょう。
中:これは順調でやっているね(数えてみたら、社員12人に対して社内の観葉植物は25鉢!)。まあ成長期にない植物が二酸化炭素を大きく吸収することはないということはわかっているけど。
T:週末の水やりなどはもう少しちゃんとしなきゃ。
中:これは環境だけでなく社会的正義への配慮でもあるね。
そういえば、社内でインスタントコーヒーを結構沢山使ってるよね。あれってフェアトレードのものとかないの? あ、ところで皆、「フェアトレード」って知ってる?
(知らないスタッフがいたため、全員に説明)
Y:フェアトレードのコーヒー豆は有名だけど、インスタントコーヒーってあるのかなぁ。あ、検索してみたらあった。これ注文してみましょう。
S:ふと考えてみると、なんでもネットで買うってどうなんでしょう? 最近は「地産地消」なんかも言われてるし。
中:できるだけ地元で買って応援するって意味では、本もアマゾンで買わずに有楽町の三省堂や東京の八重洲ブックセンターに買いに行くとか?(笑) まあバランス問題だろうね。
中:クールビズは今年もがんばったね。できるだけ換気をしたりサーキュレーターを買ったり工夫して凌いだ。さすがに28℃は無理だったけど、27℃を保った。
Y:ただ、来客への啓蒙には改善の余地がありそう。前にどこかの会社でやっていたけど、夏は自社Webに「弊社はクールビズを実践していますので、軽装でお越しください」と書いておくとかしたいです。
中:ぼくらはWeb屋だから、Webを使って貢献をしたり、その可能性を啓蒙することには意味がある。
4月には、地球温暖化問題にプチ貢献する「ecoったー」(Twitterとのマッシュアップサービス)を、9月には「Miqqle」(楽天市場などとのマッシュアップサービス)をリリースしたね。
S:MiqqleはMashup Awardは落選しちゃいましたけど、沢山の人に使ってもらうほど効果が上がるサービスなので、機能強化していくつもりです。
中:そのほか、ぼくが「WebSigエコ&ピース」(WebSig24/7の環境・社会問題への貢献を考える分科会)の代表をして勉強会をやっている。ウチの社員もわりと参加している。これから、沢山の人を巻き込んでいきたいと思ってます。
中:去年のうちに環境・社会問題系NPO/NGOを選んで、社内で多数決で「ビッグイシュー日本版」に企業サポーターとして寄付をすることに決めたね。
S:NPOやNGOへの寄付が日本であまり進まないのは、企業の寄付に対する控除額の水準が低いためだとどこかで読んだことがあります。このへんももう少し勉強していきたいです。
中:Web業界は残業を当たり前のようにしている会社が多いけど、ウチは残業は少ないよね。電力の浪費を抑えることになるね。
S:健康にもいいし、一石二鳥です。
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アークウェブのプラクティスは少しずつ積み上げてきたものですが、すぐれた会社の取り組みと比べると見劣りするかもしれません。
ですが、こういう取り組みとその裏側にある考えについてオープンにすれば、ウチと同じような大きくない企業の経営者や社員の方が考えるとっかかりになるのではないかと思い、公開してみます。
ヒントや叩き台にしていただき、何かフィードバックなどももらえたら幸いです。