Movable Type 4の登場・ベータテスト開始、そしてMTOS(the Movable Type Open Source Project)の発表

MTOS (Movable Type Open Source)が2007/12/13公開されました。

NightlyBuild版とドキュメント周りのレビューだの、
要チェックサイト集(まとめページ)を書いたのでよかったら下記URLからどうぞ!

MTOS(Movable Type Open Source)公開、Nightly Build版とドキュメントのレビュー
https://www.ark-web.jp/blog/archives/2007/12/mtosmovable_typ.html

MTOS(Movable Type Open Source)の要チェックサイトまとめ
https://www.ark-web.jp/sandbox/marketing/wiki/270.html


お久しぶりです。ディレクターの八木です。

今日、以前から噂のあったMovable Typeのメジャーバージョンアップ版(バージョン4)のアナウンスがあり、同時にベータテスト版の提供開始とオープンソースプロジェクト(MTOS Project:: the Movable Type Open Source Project)の発表がありました。

Six Apart - シックス・アパートが、最新ブログ・ソフトウェア「Movable Type 4」を発表
http://www.sixapart.jp/press_releases/2007/06/05-1430.html

シックス・アパートは、サーバーインストール型のブログ・ソフトウェア「Movable Type(ムーバブル・タイプ)」の最新版、「Movable Type 4 日本語版」を、2007年7月18日より出荷することを発表いたします。また本日より、同製品の公開ベータテストを開始いたします。
MTOS Project(the Movable Type Open Source Project)というのは、 http://www.movabletype.org/opensource/ によれば、
What is the Movable Type Open Source project? Movable Type Open Source, or MTOS, is the open source project that will consist of a GPL-licensed version of Movable Type 4.0, to be released in Q3 2007, and resources for the already large community of Movable Type developers, hosted at www.movabletype.org/opensource.

第3四半期にGPLライセンスのMT4リリースを予定しており、その開発プロジェクト&コミュニティとして立ち上げたとのことです。


さて、今日から公開ベータテストを開始とのことですが、日本語版のベータ版がまだ上がっていないようだったので、待ちきれず英語版をインストールしてみました。

ダウンロード
http://www.movabletype.com/mt4/


1)インストール(ウィザード)


2)ダッシュボード

管理サイトにログインすると、まずダッシュボード画面になります。タイムラインが表示されていて、指定した期間中のエントリーやタグ、コメントの数が直感的にわかるようになっているようです。


3)管理画面のナビゲーション
タブから目的のブログを選択すると、5つの子タブからやりたいことを選んで進みます。

・Create(投稿系メニュー)
・Edit(編集系メニュー)
・Organize(カテゴリやフォルダ編集)
・Design(テンプレやWidget編集)
・Config(設定系メニュー)

Editの下には、エントリー(投稿)の他にページ投稿のメニューがありました。まだ使い込んでいないのでエントリーとページの違いがよくわかりませんが、通常記事の他に、会社概要のような独立したページが作れるのかなと想像しています。

また、ファイルマネージャーのような機能があるようで管理画面からフォルダを追加したりできるようです(Organizeメニュー)


)テンプレートの編集画面

テンプレート一覧が並んでいるのは、v3までと同様なのですが、編集画面が違いすぎてドキドキしました。編集方法とか変わるんだろうか・・・ちゃんと見てみないとわかりませんが、編集画面からは、ヘッダと本文部分などモジュール化を推し進めてよりメンテナンス性の高テンプレートを志向しているように感じました。


4)エントリー投稿画面

WYSIWYGエディタが標準装備された点と、果てしなくスクロールしなくてもタブ切り替え方式のコンパクトな画面構成で本文、追記などを編集できるようになりました。

ファイルのアップロード画面です。


5)ユーザ管理画面

ユーザ管理画面にはRole(権限設定)の機能がありました。Roleごとに"Create Entries "とか"Publish Post"の可否を与えられるようです。むむ、ということはWorkflow プラグインが不要になるのかしらん?!

以上、英語版をざざっと見てみました。現バージョンとかなりインタフェースが違うので驚かれた方も多いのではないでしょうか?日本語版が出たら改めてレビューしてみたいと思います。