[Clip] がんばってほしいPingKing / Web 2.0と情報収益モデル / Web 2.0 Certifyr / Flickr Pickr

中野です。7月14日のクリップです。


WEB2.0、情報共有サイト「PingKing」β版を開設
http://www.venturenow.jp/news/2006/07/14/1232_011749.html

PingKingとは、レビュー/ブックマーク/カレンダーといった「ソーシャルサービス」をベースに、これら個人のお気に入りの情報を共有するサイト。ユーザー毎に「ポッケ」と呼ばれるページが提供され、自分が興味を持っているキーワードやサイト、イベント等の情報を登録したり、コメントを記すことができる。

昨日はリリースされたばかりのフジテレビラボLLCワッチミー!TVを、今日もリリースされたばかりのWEB2.0(ウェブツーポイントオー)PingKing(ピングキング)を、ユーザー気分で遊んでみました。どちらもちょっと後発サービスとしては物足りない感じです。特にPingKingは、多様なアイテムのソーシャルインフラという野心的なコンセプトの割に、トップページからして情報提示が単なるソーシャルブックマークのようで、せっかくの「イベント」「キーワード」「マイポッケ」といった機能がうまく訴求できていない感じがしました。

Casual Thoughts about Any Phrase - 良いユーザ参加型と悪いユーザ参加型
http://d.hatena.ne.jp/ktdisk/20060713/1152780453

「ユーザ参加型」という言葉に重きを置き、サービスの利用ユーザ数を気にしたり、多くの意見や要望が集まることを追いかけるのは本末顛倒。
本当に大事なのは、同じ問題を抱え、同じツールを使ってそれを解決しようとしているユーザのローカルな情報と知恵を結集するための仕組の提供とコミュニティの形成がきちんとなされることなんではなかろうか。

ふむふむ、参考になります。


野村直之 Web 2.0 for Enterprise : “長続き”するWeb 2.0のビジネス・モデルを考える
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20060714/243390/?ST=newtech

これは重要な内容ですね。「情報に関する収益モデル」以下の説明は、オライリーの"Data is the Next Intel Inside"をより精緻に説明している気がします。


コミュニティー型ブラウザプラグインのStumbleUpon、Firefoxに続きIEにも対応へ
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20171647,00.htm

2004年にSnippyを企画した際にこのサービスを研究しましたが、StumbleUponはソーシャルブックマークブームのずっと前からブックマーク共有サービスを提供しています。こうしたしぶといビジネス展開を見ると、サービスのコアにこだわることの大切さを考えさせられます。


Official Web 2.0 Certifyr
http://www.certifyr.com/

WebサイトがWeb 2.0に準拠(?)しているかどうかを判定してくれるジョークサイト。弊社サイトで試してみたところ、"25% Web 2.0 Compliant!"でした。B'(


ブログ・アクティブユーザー数の比較 ブログ市場がついに停滞期に?
http://www.ma-mate.com/log/eid460.html

ちょっと気になる傾向です。北米でもそろそろSNSユーザーの伸びが頭打ちでは、という記事がありました。


ビデオ共有サービスのGUBA、Sony Picturesの映画をダウンロード配信開始
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/07/12/001.html

GUBAhttp://www.guba.com/はさほどCGMに注力しているようには見えない洗練されたサイトですが、メディア産業による動画共有サイトのマーケティング的活用は、定番になってきそうですね。


ITmedia News:「アイドル犬」を育てるカードゲーム
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/14/news105.html

女の子が興味を持つ「アイドル」「おしゃれ」「ペット」を満たし、アーケードゲームと携帯ゲーム、カードゲームを組み合わせた遊びですか。随分ハイブリッドですねぇ。


FlickrBlog - Media Mashup: Flickr Pickr
http://blog.flickr.com/flickrblog/2006/07/media_mashup_fl.html

San Francisco Chronicle紙が、サイトと紙面に"Flickr Pickr"というFlickrの優秀写真を紹介するコーナーを設けたとか。