[Clip] Ajaxはクリティカルなビジネス領域に / Ajaxifyされたヴァーチャルコミュニティ"Hive7" / ソーシャルな貸金サイト

中野です。4月4日のクリップです。

Ajaxian: Safety-Critical Ajax
http://ajaxian.com/archives/safety-critical-ajax

世界で最も忙しい空港のひとつの物流管理システムでは、「ほんのわずかなソフトウェアの更新の際でも、27ものコントロールタワーにCD-ROMを配って回らねばならなかった」。が、内部レポートによると「我々は20世紀型のデスクトップPCをFirefoxをインストールした最新マシンにリプレースし、アップグレードの手間を省いただけでなく、Google Mapsを利用したデータのMashupまで行えるようにした。ギークなスタッフはGreasemonkeyによる拡張にも興味を示している。遂にはAjaxにも!」

テクニカル寄りのトピックが多いAjaxianですがこれはビジネス寄りのトピックで、クリティカルなミッションが求められる分野にもAjaxが進出している事例をまとめています(引用は超訳したもの)。

この他にも、心臓ペースメーカー内のLinux/Apacheシステム(!)を、オーナーのスマートフォンからMobile Ajaxインタフェースを使ってコントロールしようという健康分野の企業の例、Ajaxの非同期通信のお陰でより直感的な客船コントロールシステムを開発した船舶会社の例などが挙げられていて、興味深いです。


Mashable*: Hive7 - Ajax-powered Virtual World
http://mashable.com/2006/03/30/hive7-ajax-powered-virtual-world/

Hive7HabboHotelのようにShockwaveでなく、Ajaxでパワーアップしたヴァーチャルワールド。Gigaom.comには画面キャプチャがあります。すごく重いですが、Chess Clubなども試してみることができるようです。

同日には韓国発のコミュニティサイトCyworld USもオープンしたそうで、このタイプのヴァーチャルコミュニティ、最近また流行してきたようですね。


Ad Innovator: Atom Films:YouTubeスタイルのCGVサイト
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2006/03/atom_filmsyoutu.html

なるほど、YouTubeタイプのサイトが扱うビデオコンテンツはCGV(Consumer Generated Video)と呼ぶんですね。


On Off and Beyond: P2Pローン、もしくはソーシャル金貸し
http://www.chikawatanabe.com/blog/2006/04/p2p.html

「P2P金貸し会社」! Prosperはソーシャルソフトウェアを使ったユニークかつ精緻なシステムだなぁと思ったら、元記事( Online venture connects borrowers, lenders )を読むとベトナム社会の慣習を参考にしたものだとか。

ファッション商品に向く!?SNSショッピング市場の今後に注目を
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1310

3年?2年半くらい前から、ブログブームと共に日本でもアフィリエイトブームが勃興したが、ここに来てそのブームがかなり沈静化した、と感じておられる皆様は多いのではないかと思う。
(...)
これに対し、SNSの面白いと思うところは、クローズドな世界、あくまでも基本は自分の友人知人、趣味を同じくする人が対象、ということである。
(...)
あまりにも何でもかんでも褒めすぎのサイトを見ると、逆に不信感を感じちゃうじゃないですか。物事には何でも、良い点と悪い点があるのだから、その双方が公平に書かれているレビューの方が人はより信用を厚くするはずなのである。

SNSが「信頼」をベースにしていること、かつmixiのお陰でSNSというカテゴリの認知度が上がった今、Yub.comのようなサービスが成功するための機は熟したのかもしれませんね。


米Smoothfitness.com、PPC広告の設定見直しでコンバージョン率が3倍に :: SEM R
http://www.sem-r.com/19/20060404090058.html

改善にあたり検索者が購買サイクルのどのフェースにいるのかを理解し、キーワードに応じて誘導するランディングページの設定を変更した。例えば検索クエリから「下調べ」フェースと判断されれば一般的なページにリンクする一方、商品やメーカーが限定された検索クエリなど、検討・評価段階であれば関連する商品だけを一覧したページにリンクした。

ユーザーのニーズにきめ細かく応えるランディングページの最適化が重要ポイント、ということですね。