[Clip] "BlogBurst"はブログ界とメディアの融和? / ロイターがWiki活用 / Internet ArchiveのSBM

中野です。
昨日はポストできなかったので、21日・22日の2日分合わせて…ということで。

TechCrunch: BlogBurst Can Save Big (print) Media
http://www.techcrunch.com/2006/02/18/blogburst-can-save-big-print-media/

BlogBurst is a service that takes topical content from pre-approved blogs and provides it to publishers (online newspapers, etc.) for republication. Blogs that apply and are accepted are categorized (TechCrunch would be “science and technology”. BlogBurst editors choose great content from those blogs for republication.
超訳:
BlogBurstは、提供者として参加したブログからコンテンツを取り出し、パブリッシャー(新聞ニュースサイトなど)の記事用に供給するサービス。ブログはカテゴライズされ、BlogBurstの編集者は優れた記事を供給用に選び出す。

数多くの英語圏のメジャーなブログで取り上げられていますが、"BlogBurst"が面白いです。
ユニークな点のひとつは、パブリッシャー(既にWashingtonpost.comの名前も!)はBlogBurstに記事利用の対価を払うが、ブロガーが得るのは記事上の記名と自身のブログへのリンクだけで金銭的対価は受け取らないということ。CGMの申し子であり、トラフィックの価値を知る著名ブロガーには、それが妥当ということでしょうか?
Search Engine Journalの"BlogBurst Distributes Blog Content to Traditional Media"という記事では、旧メディア側の動きを評して“if you can’t beat them, join them”と言っているのが興味深いです。

登録後15分でJPドメインが利用可能に,JPRSがDNSの更新間隔短縮:IT Pro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060220/229978/

ドメインはますます商品やキャンペーン単位で使うのが当たり前になっていますから、これは歓迎すべき動きですね。


メディア・パブ: インターネットの危機説,中立性が崩壊するかも
http://zen.seesaa.net/article/13497912.html

これまでネット企業は,一定料金を払えさえすれば,事実上無限に世界中のインターネットインフラを使えたのである。それを前提にしたビジネスモデルで,GoogleやYahooなどのネット企業は躍進してきたともいえる。ビジネスモデルの見直しを迫られるかも。

これは注目の記事ですね。インターネットのインフラ利用を巡って「利用企業」と「供給企業」が激しい綱引きをはじめている、という解説です。


Reuters releases a wiki for financial terms - The Social Software Weblog
http://socialsoftware.weblogsinc.com/2006/02/17/reuters-releases-a-wiki-for-financial-terms/

Reuters Labs(ロイターにもこんな研究機関があるんですね!)が、Wikiによる経済用語辞典( Financial Glossary Wiki )をスタートしたそうです。


Internet Archive、収蔵コンテンツのソーシャルブックマーク機能
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/02/21/10959.html

Webの同時代史における貴重なデータであるInternet Archiveには、専門家の手による分類だけでなく、SBMやTaggingなどのソーシャルな手段による意味づけがふさわしいと思いますね。