[Clip] Web 2.0サービスの保守運用は、ティーンを狙う音響兵器、RSSフィードが変えるもの、GPL3

中野です。

弊社はお蔭様で多数のお仕事をいただき、10月から年内の受注を原則ストップしていますが、12月になり一層忙しさが増してきました。というわけでこんな時間になってしまいましたが、12月1日のクリップです。


「ただのにっき」のエンジニアいとをかし Web2.0時代の「運用・保守」は?
http://blog-tech.rikunabi-next.yahoo.co.jp/blog/tada/42

今年に入ってから「Web2.0を始める」ための情報はたくさん出てくるようになりましたが、「Web2.0を続ける」ための情報はほとんど目にしたことがありません。

なるほど、参考になる視点ですね。
Web 2.0的なサービスでは、「進歩的性善説」("Radical Trust")や「ユーザーが貢献者」("User as Contributor")など、よりオープンであることが強みで企業側にとってコントローラブルな領域は狭まるわけですが、この点だけを考えても保守・運用はこれまで以上に難しいものになってきそうです。


十代にだけ聞こえる音撃兵器 - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2005/11/29/mosquito-anti-teen-device/

ウェールズのセキュリティ・コンサルタントHoward Stapletonが、若者にだけ聞こえる不愉快なノイズを発生させる装置"Mosquito"を開発した。コンビニエンスストアなどの店頭を「占拠」して商売の邪魔になる若者を退散させることができるという。

これはブレークスルーですね! 開発された意図は若者たちの「撃退」のようですが、逆に十代の注目だけを集めるような街頭ゲリラマーケティングなどにも使えそうです。


B3 Annex: Feed for Thought、フィードがメディアの未来を変える
http://toshio.typepad.com/b3_annex/2005/12/feed_for_though.html

これまで、マスメディアの最大のパワーは、そのディストリビューションにあったとすると、RSSのような新しい配信形態によって、新たにパワーを得るセクター/企業が登場するのか。それが単なるプレーヤーの新旧交代的なことに過ぎないのか、それとも、もっと階層を越えた変革になるのか。

押さえておきたい考え方です。
例えばビジネスサイトにとってSEOが重要なのは、現在のところはサーチエンジン発のトラフィックが最重要だからです。が、RSSフィードを巡るサービスやエンドユーザーの動向もますます注視すべきだ、ということになると思います。


NTTデータ、歩いた分だけギフト券をもらえるポイントサービス
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/11/30/10030.html

同サービスは、健康保険組合など各種会員組織を対象としたもの。個人が行なう健康増進活動のモチベーションをポイントという形で提供することで、これらの取り組みを継続させることが狙いという。ポイントの単位は「ヘルス」で、1ヘルスは1円に相当する。貯まったヘルスはギフト券と交換可能だ。

これは面白いサービスですね。CRMの一貫などとして応用もできそうです。


Work Set to Begin on GPL 3
http://www.internetnews.com/dev-news/article.php/3567506

OSS(オープンソース・ソフトウェア)を活用する企業にとってはGPL( e-Words: GPLとは )の改定は気になるところですが、GPL3は、06年1月に草案がリリースされ、最終バージョンは07年1月?3月になるのでは、とのことです。