[Clip] Buzzマーケティングへのアレルギー、ベストWeb 2.0ソフトウェア、DHCがアフィリエイター向けRSS

中野です。またも遅くなりましたが、12月13日のクリップです。

デジタル・ネイティブに、アレルギーを引き起こす異物とは:Goodpic
http://www.goodpic.com/mt/archives2/2005/12/post_133.html

なぜデジタル・ネイティブが、「情報流通上のごまかし」を異物として免疫攻撃するのかは明確です。「その情報が、どこから発信され、どこをどう通って、目の前にあるか」は、インターネット上の情報が正しいかどうかを判断する唯一の指標だからです。

ブログのマーケティング活用が盛んな北米では失敗例でも日本に先んじていて、Buzz(口コミ)を起こそうとして企業が立ち上げた「やらせブログ」がBlogosphereで嘲笑の的となったことは少なくありません(有名なのはDr Pepper/7Upの飲料"Raging Cow"事件など)。
このエントリーでは、ブロガーは「情報流通上のごまかし」に敏感なのだ、と読み解いています。参考になります。


POLAR BEAR BLOG: 2005年Web 2.0大賞
http://akihitok.typepad.jp/blog/2005/12/2005web_20_5a4f.html

英語圏で話題になっている"The Best Web 2.0 Software of 2005 (web2.wsj2.com)"の抄訳ですね。
これから日本でも流行りそうだと個人的に思うのは、元記事ではPeer Production Newsと呼ばれているdiggDiggdot.usのような、新味のあるニュースのソーシャルアグリゲーションサービスでしょうか。


[観] DHC が RSS の配信を開始
http://watcher.moe-nifty.com/memo/2005/12/dhc__rss__437d.html

アフィリエイト向けの RSS もありますが、RSS 中に含まれるリンク先を読むには LinkShare(リンクシェア) のアカウントが必要です(LinkShare にログインしないと読めません)。

なるほど、ECサイトアフィリエイター(アフィリエイトパートナー)に特化したRSSフィードを配信する時代になったんですね。ナノ経済は、ますます加速しそう。
それにしても、DHCのRSS紹介ページ( RSSご利用方法|化粧品・健康食品・インナーウェアのDHC )はよくできていると思います。


“RSSのデータベース化でWeb 2.0”の新サービス ? @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200512/13/drecom.html

「Web 2.0とは、ソーシャル・データベースの構築とほとんどイコールだと思う。つまり、何らかのデータベースをソーシャルなものにすること、サードパーティがAPIを活用できる環境を作ること、そしてデータベースを活用した広告による収入だ。特にこれまでのWeb 2.0に関する議論ではビジネスモデルが欠落している」

この「ドリコムRSS」がやろうとしているモデルは、「行動ターゲティング」という文脈では面白いものだと思います。が、"Data is the Next Intel Inside"とはいえ、データだけがWeb 2.0のビジネスモデルのコアコンピタンスであれば、多くのビジネスサイトはWeb 2.0から取り残されてしまうような気がしますが…。B'(