[[企画メモ&Tips/サイト立ち上げ/リニューアル公開直後に行う、検索エンジン向けタスクのまとめ]]
 
 ** 目次 [#n3a172e4]
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 2009年5月19日(火)に行われた、Web担当者Forum × CSS Nite「実践ワークショップ」 第2回『サイト設計の切り札「ペルソナ」開発工程を体験!』のメモ
 
 http://cssnite.jp/workshop/vol02/index.html
 
 井登 友一氏
 株式会社大伸社 m.c.t.インタラクティブ
 チーフコンサルタント
 
 - 実際の工程を再現した短縮バージョン。
 - 実際は2ヶ月かかることを2時間で行う
 - ホワイトボードや壁面に付箋やカードを貼る作業をキットを使用しての体験。
 
 ** ワークショップの工程 [#j92e8d6e]
  - インタビューで抽出されたキーワード/ユーザーの言葉をいくつかにグルーピング
  - グルーピングされたものにテーマ/タイトルをつけてさらに分ける
  - 各グループの中から重要と思われるものをピックアップ
  - ユーザーの導線に当てはめられるように重要なものからさらに数個を選ぶ。
  - シナリオ作成。導線に当てはめられるように重要なものをストーリーに当てはめる。
 ** ペルソナに正解はない。 [#k383f70a]
 トライエンドエラーであるので、実際つくったペルソナがブレていなければ、効果もあるが、うまく使用できない場合は、どこかに問題点があるはずなので、それを精査していく必要がある。
 時間とともに、年をとる、環境に影響されてることなどもあるので、チェックは必要
 
 ** 目的を明確にしておくこと [#v6ea2bd0]
 1誰のために
 2調査のデーターの解釈が異なる
 3ユーザーの求めるもののイメージ
 4複数から搾るゴール
 仮説の精度が高まる
 *** 設定 [#fcd04565]
 
 ** やってはいけないこと [#x5ced6b6]
 ピンぼけなペルソナ:目的をフォーカス なんでも使えるペルソナはなし(=ゴムのペルソナ)
 疑わしいペルソナ:思い込みは駄目 徹底的調査 まよったときに立ち戻るように
 都合がいいペルソナ:時間、事情のしがらみにひっぱられる。お客さんの都合や希望など
 月並みペルソナ:調査が少ない ブログ、コミュなどからもってきただけ
 味わい深い経験は味わえない。普通の人
 ニーズを深くまで掘ってない。どんな普通の人でもストーリーをもっている
 普通の人のふつうの行動が深い
 【クライアント】
 - ビジネスホテル日本橋
 - 女性向けビジネスホテルにリニューアル
 
 作り話はしてはいけない
 【ペルソナ】
 - 吉岡美紀さん
 - 33歳
 - 独身
 - 家電メーカー勤務
 - 出張が多い
 
 ** ペルソナの正解について [#j05d7305]
 インタビューから抽出されたデータからペルソナである吉岡美紀さんを具体化する。
 
 *** 方法 [#h2f6efa7]
 
 - インタビューで抽出されたキーワード/ユーザーの言葉をいくつかにグルーピング
 -- (キーワード/ユーザーの言葉例:「ホテル探しに30分かけることもある」、「レディースプランを必ず利用する」など)
 - グルーピングされたものにテーマ/タイトルをつけてさらに分ける
 -- (テーマ/タイトルの例:「過去のホテル経験」、「ホテルに対する思い込み」、「予約するときの経験」
 - グルーピングされたキーワード/ユーザーの中から重要と思われるものをピックアップ
 - さらに1個〜2個をピックアップ
 - 「吉岡美紀さんはこういう人」というのを本人の口調で書く(自己紹介文章)。
   プロフィールをつくる。
 
 *** 注意点 [#k3b797a1]
 - 重要なキーワードのピックアップ、プロフィール決定などの作業は、チームメンバーの合意の上で決定する。
 
 *** 結果 [#eaa8165c]
 - 全員の意見の合意の上ですすめるので後半になるにつれ、全員のペルソナイメージにブレがなくなった。
 - 意識あわせが自然に出来る
 
 ** 作業にあたって [#efea9993]
 
 *** 目的を明確にしておくこと [#v6ea2bd0]
 - 1誰のために
 - 2調査のデーターの解釈が異なる
 - 3ユーザーの求めるもののイメージ
 - 4複数から搾るゴール
 - 仮説の精度が高まる
 
 *** やってはいけないこと [#x5ced6b6]
 - ピンぼけなペルソナ:目的をフォーカス なんでも使えるペルソナはなし(=ゴムのペルソナ)
 - 疑わしいペルソナ:思い込みは駄目 徹底的調査 まよったときに立ち戻るように
 - 都合がいいペルソナ:時間、事情のしがらみにひっぱられる。お客さんの都合や希望など
 - 月並みペルソナ:調査が少ない ブログ、コミュなどからもってきただけ
 - 味わい深い経験は味わえない。普通の人
 - ニーズを深くまで掘ってない。どんな普通の人でもストーリーをもっている
 - 普通の人のふつうの行動が深い
 
 ***作り話はしてはいけない [#a6272d18]
 
 *** ペルソナの正解について [#j05d7305]
 - 正解はない
 - 意志決定されて合意のもとにできたらそれでよいので
 決定事項から
 ↓
 検証
 ↓
 仮設検証、仮設検証
 の繰り返しになる
 
 ** 制度をあげる方法 [#s0a3f0fb]
 *** 精度をあげる方法 [#s0a3f0fb]
 - クオリティの高い調査
 - エッセンスの抽出
 - 個々のエレメント(言葉)分類のフレームワークはない
 - カテゴリの想定から発見があるときがある
 - エレメントに対して、何を意図しているとかコメントを書く
 - きちんと経験軸をちゃんとみれているかどうかで分かれる
 - ある程度、早い段階で見えてくる
 - また、インタビュー時には、別の言葉の言い換え、表情までチェックを行い、より精度の高いエレメントを集めることも重要ポイント
 
 インタビューの段階、エレメントのカテゴリわけについての、技術、ノウハウの蓄積は必要。しかし、これを、実際取り入れるとすると、プロトタイプでの検証を行うのが良い。
 ** ペルソナを作ってから [#he3029ae]
 インタビューの段階、エレメントのカテゴリわけについての、技術、ノウハウの蓄積は必要。
 
 - インタビューの質問内容、エレメントのカテゴリわけについても、目的と時間軸(Before、During、After)、ゴール軸(長期、行動、感情)を念頭においてすすめる。
 (ペルソナを作ってからの情報設計の方法は次回)
 
 ** 大伸社がやっているペルソナ/シナリオ法 [#v860424d]
 
 (1).プロジェクトの目的を決定する
   売上を上げたいのか?会員を増やしたいのか?方針を決める
   売上も会員も増やしたい、ということは基本的に不可能。何かに目的絞る必要あり。  なんにでも対応できるペルソナは存在しない。
   
 (2).調査・インタビュー
   市場調査は2ヶ月くらい?やる
   ユーザーインタビューは2人か3人くらい
   一人3時間くらいインタビューする
   多くの人にインタビューするのではなく、目的にあった人に時間をかけて掘り下げ
   インタビュー専門の担当者がいる
   インタビューのところからクライアントもプロジェクトに参加することが多い
 
 (3).インタビューで抽出したデータを整理
   今回のワークショップのように
   
 (4).ペルソナとシナリオを作る
   通常はペルソナ1個
   目的を絞っているので必然的に1個になるはず  
   
 (4).情報設計 
   ペルソナとシナリオから情報設計する
   (ここは次回のセミナーで)
     
 - 顧客もプロジェクトに参加してもらい一緒に作業を行う
 - お客さんにも思い込みや先入観を捨ててもらうことが必要
 - ペルソナという手法を理解している人にしか薦められない
 - いろんな手法を全て試してみたが思った効果が出なかった、というお客さんが大半。
 

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