Adobe Max Japan 2009、1/30 2日めに行ってきました。
 (1日目は竹村さんが書いてくれるはず。。)
 
 参加したセッションは下記です。簡単にメモなどを。
 
 - Flash Catalystによるワイヤーフレーム・アプローチとのFlex開発フロー(Adobe 轟さん)
 - 出張JUIカンファレンス(JavaScript User Interface 2009)"Flashはもういらない"(Shibuya JSのみなさん)
 - 深化するRIA (RIAコンソーシアム 三井さん)
 - ワークフローとプロトタイピング (bA 伊原さん)
 
 
 ** Flash Catalystによるワイヤーフレーム・アプローとのFlex開発フロー [#tbcbc709]
 
 Flash Catalystの紹介とデモ。私にとっての今回の本命。
 Catalystのプレビュー版のディスクをもらいました!これは後日レビューします。
 
 - 今回はmac 版しかない→アメリカの開発者は圧倒的にmacユーザだったので。
 - このバージョンではFireworks読めないんだって!!!Σ(゚д゚lll)
 - 日本語通らないらしい
 - (Ctrl+Zも効きにくい?)
 - 春にパブリックベータ
 - 正式リリースは1年後?
 
 
 *** ターゲット [#g50e55fd]
 
 下記の人たちをターゲットにしたワークフロー。
 
 - インタラクティブウェブデザイナー
 - インフォメーションアーキテクト
 - ビジュアルデザイナー
 
 
 *** 基本操作 [#p7700c2c]
 
 - Catalystで一からはじめることもできる
 - page:ある状態のスナップショット?
 -- 1ページめ右に配置 2ページ目左に配置 その途中をトラジションでつなげる(フレームみたいなもの?)
 - もっと複雑な絵が描けるようになる?のでツールの位置が変わるかもよ
 - レイヤーももちろんある
 - コンポーネントもある
 - run project で自動コンパイルもできる
 
 
 *** デモ [#c1bd1c39]
 
 1.Catalyst上で○を描く。
 2.デザインモード→コードビューするとxmlのコードが描かれている。
 -- <fill> 塗り
 -- <stroke> 線
 
 3.コンポーネント化。2つの方法がある
 -- 1,右クリックconvert→button 
 -- 2.プロパティパネルでも変換できる
 
    ↓
 
 4. fxbutton というコンポーネントになった
 5. 塗りや線(fill,stroke)は、styleName がついて外部ファイルに自動で書き出される
 
 - states(up,over,down,selected?), transition(エフェクト?) というコンポーネントもある
 
 
 // すでにコードがずいぶん多い。。こりゃコードは見れんわ。。
 - 中途半端なflashみたいだな。。という印象。
 
 ''モーション''
 
 1.ページを増やして2ページ目のボタンの位置を変える
 2.Catalystが勝手に移動/リサイズを判断して、デフォルトエフェクトをつけてくれる
 
 - 簡単ですね!
 - &color(red){''「ちょっとしたこと」をコーディングせずにデザイナが実現できる''};
 - (シュイーンなのかシャキーンなのか?といった細かいニュアンスを開発者に頼む必要がない)
 
 
 ''skinに含まれるもの''
 <skin>トランジション(エフェクト)、ステート、図形</skin>
 これらをインタラクションデザイナがやる?
 
 
 *** グラフィックソフトとの連携 [#hf8243e4]
 
 ''aiを開く''
 
 - テキストも保持。ボタンに変換したときもlabelに入れてくれる。
 - イラレならアプリ間コピペができる
 - 同期もとれる
 
 ''psdを読み込む''
 
 - レイヤー情報を保持してる
 
 
 *** ラウンドトリップ [#p3bc5811]
 
 catalyst = .fxpファイル
 
 - ビジュアルデザイナ(ai,psd)
 - インタラクションデザイナー(ct)
 - 開発者(fx)
 
 ai ⇔ ct ⇔ fx
 デザインとマージ
 
 - Look&Feel と Logic を分離できるよ
 - 動くワイヤフレーム(プロトタイプ)が作れるようになるよ
 - Proof of concept
 - かなり早い段階でアプリケーションの方向性が見れるよ
 - インタフェースとインタラクションを早い段階で定義できるよ
 - IA,インタラクションデザイナがcatalystで最初に詰めていく。というワークフローができるようになる
 - ユーザとのコミュニケーションツール
 
 
 *** 感想: [#v94c832d]
 - プロトタイプベースでどんどん見せられる、というのはよさそう
 - 少ない労力でプロトタイプができるという点は理想的
 - かつプロトタイプが無駄にならないのも素敵
 - IA/インタラクションデザイナが中心のワークフロー、よさそう!
 - これまでは思うデザインを実現するのにASが必要だったけど、それが減るのはいいこと
 - デザイナーの敷居が下がると、今後WebアプリはFlexが増えていきそう
 - 吐き出されるコードが多いなあ…コードを見なくなりそ
 - 早く発売してくれ!
 
 
 
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 ** 出張JUIカンファレンス [#s4908b1f]
 
 // えくますくりぷとってよむんだ。。とか初めて知ったのはないしょです。
 
 音声再生や、JSでもFlashを再現できるよ、とか
 いろいろJSでこんなことできるんだよ、という話があったけど
 amachangのパフォーマンスの話がためになったのでメモ。(ちょっとメモに自信ない)
 
 - DOMが重い
 - ドットを減らす
 は有名。
 
 -1.再描画のタイミング
 --再描画はベンチマークに出ない。数値だけで判断してはいけない
 --書き換えと取得
 --値の取得と変更を別にする
 
 -2.
 --子孫と兄弟に影響が出る
 --属性変更時は変更要素を隔離して(divを分ける)、影響範囲を狭めるとよい
 
 -3.スタイル
 -- スタイル変更も連鎖する。計算しなおすとまた処理がかかる
 -- inherit、相対値を意識する(これ以外の値なら問題ない)
 
 
 なるほど…マークアップ側は極限までシンプルなHTMLを目指すけど、
 こういう視点でも考えたほうがいいやね。
 
 
 
 **深化するRIA (RIAコンソーシアム/bA 三井さん) [#k30e8fe4]
 
 - まず2009年は厳しい、という話。
 
 - システムの不満アンケートの上位は、
 + 操作しにくい
 + ページの表示が遅い
 
 - できること(機能)と使えること(UI)は別。
 -- 機能をどれだけ詰め込むか、は時間をかけるが、ユーザヒアリングとかしてなかったり
 --押されないボタン(機能)が出てきてしまう。
 --- できること<使えること (開発しても使えない、使われない)
 --- できること>使えること (よく使われるのに、機能がない)
 --バランスとってやらないと
 
 -「体験デザイン」が濃くなってきた
 --(シナリオとか)
 -- &color(red){''良いUI…システムが察してくれる、提案してくれる、仕事を減らしてくれる、そこだけに集中させてくれる''};
 -- 悪いUI…ユーザが全部やらなくてはいけない
 
 -ただの情報提供から…
 -- 認知/理解
 -- 利用/活用
 -- 共感/共鳴
 に。
 
 -「共感と情緒」が鍵。
 -- エモーショナルな部分の価値が高まってきている。サイト内に見え隠れしてないと。
 
 
 -企業の考え方にも変化が。
 -- システム構築だけでなく、「UIと使う人材とシステム」に投資
 -- わかりやすいUIがあれば''教育コスト(マニュアル作成やサポートなど)が減る''。そっちにカネかけましょう
 -- ''わかりやすいUIがあれば教育コスト(マニュアル作成やサポートなど)が減る''。そっちにカネかけましょう
 
 -「普通の人にも使いやすい」をめざす
 -- 自分だったらどうか?親戚の人ならどうか
 -- UMLの人型は「どこを押せばいいかわからない」「やだ」とか言わない。ここを検証していくべき。
 
 -カメラマンの撮影時間は全体の5%しかない。(交渉、編集などに時間を費やしている)
 --Web屋もおなじ。それで赤にならないようにしないと。
 
 -新しいぶどう酒と古い袋のたとえ話。
 -- (新しい)人材と、(古い)組織
 -- (新しい)やり方と、(古い)体制
 
 -三井さんの趣味?
 -- ''(SFとかの)映画に出てくるUIをキャプチャして、UIの勉強にしている''
 -- 感覚を磨かないと。
 -- 遊び心
 
 (まだつづく)
 
 
 #blikifooter(小森)
 tag: [[Flex>tag/Flex]]

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