[Clip] Google Image Labelerは「集合知」活用の最新型 /「Web 2.0はジャーゴン」(TBL)への反駁 / Original SignalとDigg View
2006年9月 5日
[Clip] Google Image Labelerは「集合知」活用の最新型 /「Web 2.0はジャーゴン」(TBL)への反駁 / Original SignalとDigg View
中野です。9月5日のクリップです。
Googleのイメージ検索精度を上げる「Google Image Labeler」開始 - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060902_imagelabeler/
表示されている画像に対し、その画像が一体何を示しているのかラベル(というかタグ)を入力することで特徴づけていこうというもの。
(...)
持ち時間は90秒。その間に、表示された画像から連想する思いつく限りの単語を次々と入力し、「label」をクリックします。何も思い浮かばない場合は「pass」をクリック。同じ画像を見ている人がオンラインでもう一人いて、お互いの入力した単語が一致すればスコアが加算されます。
「Googleイメージ検索」の検索精度を上げるための仕組み、Google Image Labelerは、まさにWeb 2.0時代らしい、Folksonomicな(≒集合知を活かした)メタ情報の充実策と言えそう。
Blogosphereでの意見はさまざまですが、予想通り(?)Tim O'Reillyは「機械と人間の知性の融合をめざすバイオニック・ソフトウェア(bionic software)という文脈で評価( O'Reilly Radar > Google Image Labeler: Bionic Software Strikes Again )。Traffick( Traffick: Taxonomy for Fun and (Google's) Profit? Community Image Tagging )は、「新たなインセンティブ制度と評価システムの元、偉大な実験がはじまった(now begins the great experiment with different incentive systems and value systems.)」と言っています。
このような仕組みが、多様性やブレを許容するSocial Taggingのダイナミズムとどう共存していくことになるのか個人的には強い興味があります。ともすると最近の日本では「集合知≒衆愚」というような論調がありますが、Google Image Labelerのようなサービスの実装例などを元にもう少し先へ進めるといいなぁ、とも。
All We Got Was Web 1.0, When Tim Berners-Lee Actually Gave Us Web 2.0
http://web2.wsj2.com/all_we_got_was_web_10_when_tim_bernerslee_actually_gave_us_w.htm
WWWの創造主であるティム・バーナーズ・リー(TBM)のWeb 2.0批判( [Clip] 集合知を活かすために / ティム・バーナーズ=リーのWeb 2.0批判 / SONYがGrouper買収 )はやはり各所で反響を呼んでいますが、Dion Hinchcliffeは「あえてWeb 2.0という新語で語るべき、はっきりとした状況が広範囲にわたって存在する」と反駁しています。
その主張の鍵は、リテラシーの高いネットユーザーが大量に出現し、コンテンツやソフトウェアについての主導権がそれらの人々に移ったこと、などのようです。
Tracking the web with Single Page Aggregators
http://www.solutionwatch.com/501/tracking-the-web-with-single-page-aggregators/
最近立ち上がり、話題にもなっている"Original Signal"、"Digg View"などのBuzzトラッキング/アグリゲーションポータル("Single Page Aggregator")系のトレンドを網羅した記事。要チェックです。
ITmedia +D モバイル:「手書き」で操作はこう変わる──開発陣に聞く「W42SA」
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0609/05/news010.html
ダイヤルキー部分に書いた手書き文字が、テキストとして入力される機能だ。
(...)
これは「スムースタッチ」と名付けられた機能の1つ。ほかにもダイヤルキー部分をなぞってタップすることで画面のスクロールや選択操作を行う「スクロール&タップ」、手書きの図形を暗証番号の代わりに使える「スムースロック」、キーに触れるとカメラのオートフォーカスが働く「オートフォーカス」の3つが用意される。
ケータイのUIについての記事ですが、面白い。先進ユーザーに対するアピールだけでなく、ベーシックな部分の使い勝手の改善にも活かせそうです。
ここ( スムースタッチ|W42SA|au製品一覧|SANYOケータイアリーナ )に詳細説明があります。
タグ: ケータイ , ティム・バーナーズ・リー , バイオニック・ソフトウェア , bionic software , Digg , Folksonomy , Google , Social Tagging , UI , Web 2.0
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