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検索クエリの上位4%が問題なのだ。

2006年6月13日

検索クエリの上位4%が問題なのだ。

投稿者 安藤

ディレクターの安藤です。


AD innovator経由の記事
に「Study: Top 4 Percent of Queries Matter Most」という興味深いものがありました。
概要はADinnovatorで読むことが出来るのですが、もうちょっと詳細なところまで知っておきたいと思いましたので訳してみました。

検索クエリの上位4%が問題なのだ。 by Kevin Newscomb on ClickZ.com

検索クエリの中の上位4%に対してサイトを最適化することで、そのサイト全ての検索のうち半分の検索結果を向上させることが出来る。
この結果はPatricia Seybold GroupがWebSideStoryの顧客の匿名データを元に導き出されたものである。

2006年4月のデータによれば、たった4%ほどのユニークな検索クエリが全ての検索クエリのうちの半分以上をカバーしてしまう。E-コマースサイトにおいてはこのユニークなクエリの締める割合は2%にまで落ちてしまう。

マーケッターであればサイト内検索は80/20の法則に従っていることを心にとどめておいたほうがいい。そして、自分の一番の収入源となるエリアがどこなのか注意を払うべきだ。
WebSideStory社の検索およびコンテンツソリューション部のゼネラルマネージャーであるSteve KusmerはClickZに言った。「彼らは何よりも先に、検索の上位キーワードを見ながら、サイト検索のチューニングを行うべきだ」

上位の何百かの検索キーワードの結果を改善する変更を自身のサイトに行うことによって、マーケターは他に行っているマーケティング施策をより効果的に働かせることが出来る。Kusmerは言う。
この分析のもうひとつの重要点はサイトの検索結果のうち12%近くが「該当データなし」という結果を返していると言うことだ。これは検索による機会損失といえる。


売り上げを上げるという目標を簡単にかなえるために、マーケッターは多くのお金をSEMに費やす。
だが潜在顧客を自身のサイトに呼び込んだ後、かれらがどのような体験をしているのかについて、十分な注意を払っていない。SEMやSEOに力を注ぐのであれば、それと同じくらいの努力をサイト内検索の最適化にも費やすべきだ。

Patricia Seybold Groupのシニアコンサルタントであり、このレポートの作者であるSusan Aldrichによれば、サイトを訪れた訪問者にとって、サイト内検索以上に効果的な、そして訪問者の体験を向上させてくれるツールはほとんどない。

サイト内検索のテキストボックスはあなたの顧客から贈られる途方もない贈り物である。彼らが何を望んでいるかを彼ら自身の言葉で教えてくれるのだから。彼女はサイト内検索改善の5段階のプランと共にこのように締めくくっている。

サイト内検索を利用する訪問者に適切な案内を行うことは非常に重要である。なぜなら一般の訪問者に比べて、サイト内検索を利用する訪問者は2.7倍もコンバージョンレートが高いからだ。
これは、そのサイトの中で何か特定の探したいものがあるために検索を行う訪問者の当然の性質と言える。よいサイト内検索によってもたらされる、よいユーザーエクスペリエンスはコンバージョンレートをも上げるのだ。彼はそう付け加えた。

データはWebSideStory内の40以上のサイトのインデックスからWebSideStory SearchもしくはHBX Analyticsを使用して3400万件の検索フレーズを収集した。
E-コマースサイトやメディアサイトはこの調査から得ることは大きい。

今度自分の顧客の調査でも試してみようかと思います。特徴的な改善が見られたときには追って報告したいと思います。

投稿者 安藤 : 2006年6月13日 14:19

カテゴリー: Webマーケティング

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