Webアクセシビリティ:オープンソースのスクリーンリーダーNVDAでZen-Cartをブラウジングしてみる

小森です。こんにちは。

突然ですが、皆さんは「スクリーンリーダー」「音声ブラウザ」を使ったことがありますか?
視覚障害者の方向けに、パソコンの画面やWebページの内容を読み上げてくれるソフトで、海外では「JAWS」、日本では「PCTalker」、IBMの「HomePageReader」などが有名です。

最近、オープンソースで開発されていることで注目を集めている、無料のスクリーンリーダー「NVDA日本語版」を試してみたので、そのビデオを公開します。ビデオ内で閲覧しているのはZen-Cart.jpのデモショップ(v1.3.0.2)です。(6分40秒あります)


Free online screencasting tool


使用OSとブラウザはWindows XPとFirefox3.1(NVDAはFirefox3を推奨)。
HomePageReaderのように読み上げている箇所がハイライトされないのでわかりにくいですが、上から順に読み上げて行っているので、見比べつつ追っていただければと思います。

ちなみにこのビデオの録画にはScreenToasterを使いました。(ただこのビデオは早送りが使えないみたいです...。)
以下、目次を書いておきます。

いかがでしたでしょうか?

今回はデモショップなので情報量が特に多いというのもありますが、情報を取得するのにかなり時間がかかるのがおわかりいただけると思います。
また、必ずしも制作者側が意図したとおりに情報が伝わらないことがある、ということもわかると思います。

皆さんも、自分のサイトがどう「聞こえて」いるのか、一度試してみてはいかがでしょう?

補足:

ちなみに、先日HomePageReaderでも聞いてみたのですが、HomePageReaderとの違いとしては、こんなところでしょうか...。


なお、NVDAのインストールは下記を参照しました。
http://groups.google.com/group/nvda-japanese-users/web/installguide

私が試したときはMSの音声エンジンがデッドリンクになっていたので手間取りましたが、インストールはとても簡単でした。